目白れい皮膚科クリニック|JR山手線「目白」駅から徒歩1分の皮膚科です。皮膚科専門医による保険診療・自由診療を行っております。

帯状疱疹

帯状疱疹

原因と症状

帯状疱疹は、高齢者のお仲間同士でもよく話題に出ることの多い病名らしく、今では一般的によく知られた病気になりつつありますが、もちろん若い人でもかかることはあります。最近は、皮疹が出て痛みも伴っていると、患者さまご自身がインターネットで調べて診断をつけて来院される場合もあります。しかし、帯状疱疹ではない別の病気の場合もよくありますから、必ず皮膚科専門医を受診してください。 この病気は、水痘・帯状疱疹ウィルス(VZV)による感染で起こる病気ですが、初めて感染した時は水痘、つまり、水ぼうそうとして発症します。この時、VZVウィルスが皮膚から神経を伝って後根神経節というところの中に潜伏してしまいます。それから数年〜数十年を経て、疲れがたまっているのに無理をした時、免疫が低下した時、免疫抑制剤を投与されている時、手術や放射線治療をした時など、潜伏していたウィルスが再び活性化し増殖し、知覚神経を伝って皮膚にたどり着き、皮疹が出現します。 以前に水ぼうそう(水痘)にかかった人や水痘ワクチンを接種した人でVZV抗体を持った人のうちの約2割の人が帯状疱疹を発症すると言われていますが、先にお話したように、免疫が低下した人に発症しやすい傾向にあります。また、お年寄りも発症しやすい病気です。50歳代から発症頻度が徐々に高くなり、80代や90代になると2〜3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。 症状の経過ですが、はじめは痛みだけが先に出現することが多く、痛みが出てきて皮膚に何もないと、何か内側に病気があるのではないかと心配されて内科や整形外科でCT検査も受けたけど原因不明と言われ、そのうちに皮疹が出現し、その時初めて皮膚科を受診され、「◯◯さん、帯状疱疹だから痛かったんですよ」とお伝えするパターンが経験的によくあります。または、筋肉痛かと思って湿布を貼って来院される姿もよくみかけます。 その痛みですが、痛みの程度は夜も寝られない位の強い痛みの人から軽い痛みで我慢できる程度の人まで本当に様々ですが、時に、全く痛みが出ない方もいらっしゃいます。 皮疹の特徴については、はじめは赤い少し腫れぼったい斑点がいくつか出てきます。そのうち、斑点が徐々にサイズを増してきて大陸状に拡大、今度は水疱を乗せてきます。皮疹が出現してから症状のピークまでは大抵1週間くらいです。その後は、赤い色味が段々暗くなって落ち着くと同時に、水疱もやぶれてびらんという皮膚が剥けた状態になって、その後はカサブタを形成してきます。ピークから1〜2週間ほどで、カサブタが自然に剥がれ落ち、その下に新しい皮膚ができています。皮疹があった皮膚に炎症後の色素沈着と言われるシミが残ることも多いですが、これは徐々に自然と消えていきます。ただし、症状の強い人は、水疱の破れたあとの皮膚の剥け方が深く、潰瘍という状態になってしまうこともあり、その場合は潰瘍となった皮膚を盛り上げていく塗り薬の治療で皮膚が再生されるまでに時間がかかる場合もあります。 これらの皮疹の分布ですが、帯状疱疹の場合は独特で、潜伏していた片側の知覚神経の支配する領域の皮膚に出るため、症状が胴体や上肢や下肢に出た場合は、皮疹が片側だけに帯状に並んでいるのがわかりやすいと思います。ただし、顔面の三叉神経の領域にもよく出るため、この場合は眼科や耳鼻科で合併症が出ていないかも相談してもらうことがあります。また、腹部やお尻の近くの症状の場合には排便や排尿が難しくなることもありますので注意が必要です。

検査と治療

臨床症状で判断できる場合がほとんどですが、時に症状が軽い場合やごく初期の段階で受診された場合には、ヘルペス(単純疱疹)との区別が難しいことがあります。当院ではこれらの場合には、症状の出ている部位を細い針や綿棒で擦り取ってヘルペスウィルスかVZVウィルスかの区別のために検査することにしています。ただし、検査の結果を待ってからでは治療が後手にまわります。特に帯状疱疹は初期治療が重要といわれています。そこで、ヘルペスと帯状疱疹は治療で処方する飲み薬の量は違っても種類は同じであるため、帯状疱疹の可能性の方が高いと判断した場合には、飲む量の多い帯状疱疹の量で治療を開始します。その後もこまめに再診していただき、臨床症状の変化を追いながら判断していきます。 ほかに、採血で抗体をみる検査方法もありますが、これはペア血清といって時期を開けて2回採血して抗体価の変化をみる必要があり、さらに結果が出るまで時間がかかるため、当院ではあまり行っていません。 治療の話に戻りますが、抗ウィルス剤の飲み薬は腎臓の機能の低下している人やお年寄りに対しては、血液中の腎機能の指標になる数値を見ながら飲む量を調整していく必要があるため、当院では状況により内服前と内服後に採血して数値をチェックすることがあります。 なお、重症の場合は入院して1日3回点滴にて抗ウィルス剤を投与する必要があります。 また、痛みの程度によって痛み止めの飲み薬も選択していきます。種々の飲み薬でも抑えきれない強い痛みの場合には、麻酔科医による神経ブロック治療をご紹介することもあります。 塗り薬については、皮膚を保護するワセリンを塗ったり、水疱の破れたあとが二次感染を起こさないように抗菌剤を塗ったり、傷跡が深い潰瘍となった場合は抗潰瘍剤を塗ったりと、状況によって判断します。 最後に、なるべく学校や仕事は休んで、免疫の低下している体を安静に保つことが大切です。

帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹の皮疹が出ている時の急性期の痛みは炎症性の痛みといわれ、皮疹の軽快ともに痛みも軽減されていきますが、今度は神経性の痛みへと変化していきます。帯状疱疹の人の数%の人は、皮疹が治ってから3ヶ月経っても痛みが続く場合があり、これを帯状疱疹後神経痛と呼びます。 ここまで続く場合はその先の何年も神経痛が続くといわれていて、特に帯状疱疹の症状が重症だった人やお年寄りに帯状疱疹後神経痛が出やすい傾向があります。ただし、最近はこのような痛みに対して効果のある飲み薬も数種出てきておりますので、お悩みのある方は是非ご相談ください。
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